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ライフサイエンス社の医学雑誌「治療学」2008年3月号に分子栄養学三石理論について執筆しました。


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出鱈目を言う理科離れの呆れた先生

今日(2002年5月10日)、娘(小五)の参観(道徳の授業)に行ってきた女房の話によると、若い女の担任はとんでもないことを言っていたようです。
主旨は良い言葉遣いをしましょう、悪い言葉は使わないようにしましょう、ということなのですが、そこに持ち出した話がいけません。

・炊いたご飯を密閉容器に入れ、「ありがとう」と言葉をかけると味噌のようなイイ香りの醗酵臭がし、「バカ野郎」と言葉をかけると黒く腐る。

・水を密閉した容器に入れ、漢字で「悪魔」と「天使」と書いた紙を貼っておくと、悪魔の方は黒っぽい結晶ができ、天使の方はきれいな六角形の結晶ができる。

・水に「チベットのお経」「モーツァルト」「ショパンの別れの歌」「ハードロック」を聞かせて凍らせると、それぞれ「ぎざぎざしたきれいな六角形の結晶」「きれいな六角形の結晶」「バラバラに分かれた結晶」「形を成さない」となる。

以上の話(タネ本があるらしいです)をしたあと『人間は70%が水だから言葉の影響を受けやすいです』と結んだということです。
先生の話ですからね、早速、家に帰って水に音楽を聞かせた子もいるようです。

いったい、水は日本語が分かるキリスト教徒だとでも言うのでしょうか?! ウチの娘ですら『水がどうして言葉がわかるのか? おかしい』と感じたようです。
腐るか醗酵するかは、繁殖した菌の種類の違いでしょう。水の結晶ってのも良く分からない。
チベットのお経は知りませんが、ショパンは「別れの曲」とはっきりしているのに、モーツァルトなら何でも良いのでしょうか。ハードロックに至っては偏見としか思えません。

自分が信じるのは勝手だけど、子供達に流布するのはやめてくれと言いたいです。

この先生、家では「クラスターの小さな」水を飲み、マイナスイオンのエアコンにマイナスイオンのドライヤーを使って満足しているんでしょうかねえ。

この話を聞いて最初は大笑いしてしまいましたが、あとで寒けがしてきました。

大事なことは二つ。
●活字になったものが正しいとは限らない。
●先生だって間違ったことを言う。

この二つは肝に銘じておいたほうが良いということでしょうね。


タネ本は「水は答えを知っている」と言う本で、トンデモ本大賞にノミネートされてるようです。

2002年5月

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