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ライフサイエンス社の医学雑誌「治療学」2008年3月号に分子栄養学三石理論について執筆しました。


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温泉のトリビア

ここでは栄養の話から離れて温泉のトリビアでひと息・・・。

 へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜

媚多眠氏(TVのトリビア調で)温泉というのは“温かい泉”と書くが、実は、冷たくても温泉の場合がある。

迷ホラ吹き:へぇ〜、へぇ〜、へぇ〜。

ぼやき先生:地面を掘って湧き出るものには地下水もあるんだが、科学的には温泉と地下水に明確な区分はないんだな。

迷ホラ吹き:へぇ〜、そうなんですか!

ぼやき先生:それぞれの開発や利用において法的に明確化させる必要があるので、温泉は温泉法(昭和23年制定)で定義されているってわけさ。

媚多眠氏:でも、定義といっても温泉なだけに実に“ぬる〜い”ものなんですよね。

ぼやき先生:まず、25度以上であればただのお湯であっても温泉といえる。

迷ホラ吹き:なんと。

ぼやき先生:それから『別表二』の物質のうち1種類でも含有していれば、25度以下でも温泉になるんだな。

迷ホラ吹き:ありゃりゃ。

媚多眠氏:だから、水を沸かしても成分が入っていれば温泉と言えるんですよね。

ぼやき先生:一応、25度未満の温泉は冷鉱泉といい、温めてから温泉として利用しているようだがな。まあ、 成分を含むガスを水に溶かしても温泉ということになるんだ。

迷ホラ吹き:へぇ〜。じゃあ、温泉の効果ってのはどんなもんなんですか? よく「この温泉はリューマチに効く」とかいうじゃないですか。

媚多眠氏:まあ、多くは期待できないでしょうね。

ぼやき先生:そうだろうな。『別表二』で規定する成分というのは温泉を医療目的の観点でみた場合にこの成分が効いているのではないか、という曖昧な意味で定められたもので、深い意味はないからな。

迷ホラ吹き:へぇ〜、へぇ〜。

ぼやき先生:温泉含有成分と医療効果の関係は現在でも未知なところが多いんだそうだ。かりに効果があるとしても、その他の微量な成分が効いている可能性もあるんでね。

媚多眠氏:その他の微量な成分としては、アンモニウムイオン、アルミニウムイオン、マンガンイオン、銅イオン、亜鉛イオン、カドミウムイオンなどの微量陽イオンや、フッ化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、硫化物イオン、チオ硫酸イオン、炭酸イオン、リン酸イオン、ヒ酸イオン、メタ珪酸イオン、メタほう酸イオン等の微量陰イオンなどがあります。

ぼやき先生:温泉はワシも大好きだが、宿泊施設や料理や景色も含めて日常と違った雰囲気でゆったりと浸かるので心身が癒され、良い気持ちになるってことだろうな。

迷ホラ吹き:でも、明らかに温泉の方が身体が温まりますよ。

ぼやき先生:ウム、それは温泉そのもののせいではなく風呂場や脱衣所の温度管理、風呂場にいる時間、湯舟に浸かっている時間など、いろいろな条件が違うからだろう。

媚多眠氏:温泉そのものが家庭の風呂より体にイイという根拠はないようですね。

ぼやき先生:もちろん、入浴剤もその成分自体には効果の意味はないってことさ。

迷ホラ吹き:入浴剤の炭酸ガスが血行をよくして温まるってのは?

ぼやき先生:入浴剤を入れると普段より長湯になるということじゃないかな。

迷ホラ吹き:・・・。

媚多眠氏:温泉に行ったら、心身ともにリラックスして旨い酒美味い料理に舌鼓を打てばいいのですよ。

迷ホラ吹き:そ、そうですね。それが一番です!

 へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜


<温泉法 第二条>
『温泉』とは、地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く)で、以下の別表に掲げる温度又は物質を有するものをいう。

●別表一
・温度(温泉源から採取されるときの温度とする。) 摂氏25度以上

●別表二
・物質(下記に掲げるもののうち、いずれか一つ。含有量は1キログラム中の量。)

・溶存物質(ガス性のものを除く) :総量1000mg以上、
・遊離炭酸:250mg以上 、・リチウムイオン:1mg以上、
・ストロンチウムイオン:10mg以上、・バリウムイオン:5mg以上、
・フェロ又はフェリイオン:10mg以上、
・第一マンガンイオン:10mg以上、・水素イオン:1mg以上、
・臭素イオン:5mg以上、・沃素イオン:1mg以上、
・ふっ素イオン:2mg以上、・ヒドロひ酸イオン:1.3mg以上、
・メタ亜ひ酸:1mg以上、・総硫黄:1mg以上、
・メタほう酸:5mg以上、・メタけい酸:50mg以上、
・重炭酸ソーダ:340mg以上、・ラドン:百億分の20キュリー単位以上、
・ラヂウム塩:一億分の1mg以上

 へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜

2004年2月

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