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読書するということ

 残念ながら私には専門書や論文を読みくだく力はありませんが、科学情報を一般人向けに易しく解説した本ならいくつか読むことができます。
 それらの本を読むときに努力していることは、同じことがらについてできるだけ複数の著者による本を読む、ということです。その語り口の違いによって、理解不足の隙間が埋まっていくからというのが第一の理由ですが、その立派な著者達の間違いも発見できるからです。
 いえ、著者の間違いを発見するのが面白いなどという歪んだ思いではなく、あくまでも正しいのはどれかという疑問に対する答えを見つける愉しさ、新たに知ることの愉しさがあり、書いてあることを鵜呑みにしてはいけないという戒めになる、ということなのです。

 例えば、
*「免疫」に関しては
<多田富雄 免疫の意味論
<矢田純一 アレルギー
<上野川修一 食品アレルギー>。

*「ガン」に関しては
<永田親義 人のガンはなぜ生じるか
<三石巌 ガンは予防できる
<生田哲 がんとDNA>。

*「」に関しては
<村田徳治 正しい水の話
<左巻健男 おいしい水 安全な水
<荒田洋治 水を知ろう>。

など。

2001年10月

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