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2001年2月 私の趣味の一つは音楽です。音楽は聴くだけでなく、あるアマチュア・オーケストラの副指揮者もやっています。そのオーケストラの常任指揮者は、17年ほど前から東京音楽大学指揮科教授の三石精一先生です。 *漢方と分子矯正医学仕事の方の健康の問題は、特に病気の予防に関心をそそいでいて、いろいろな分野の情報を本から仕入れています。『驚くほど』とか『見る見る』などの修飾語を使う健康雑誌は、ゴーストライターの手によるマユツバ情報が多いと聞いているので参考にしませんが、一般向けの単行本から専門書までなるべく多くの情報を仕入れる努力をしています。 20年位前からはその文学的表現に興味を持ち漢方を勉強していたのですが、科学的根拠のあまりの少なさに疑問を抱き、説明のこじつけ方に割り切れなさを感じ始めたころ、ポーリングの『分子矯正医学』というものを知りました。 ライナス・ポーリング:ノーベル賞を2回とっている20世紀最高の科学者の一人。 分子矯正医学というのは、『普通に人体に存在し生命に必要な物質』の体内濃度を変動させることによって、よい健康状態を維持し病気を治すというものです。身体の中にあって生きて行くのに必要なものといえば、ビタミンなどの栄養素にほかならないわけですから、いわゆるクスリではないという事です。それで、それまでほとんど気にも留めていなかったビタミンなどに少し興味が出てきたわけですが、そこへ三石巌の登場となるのです。 *科学的理論的著作 私が最初に読んだ三石巌の著作は、たまたま人から貰った『老化に挑戦せよ』(五月書房)で10年以上前のことでした。 *縁 東京の大きな書店でやっと見つけた『DNAとメガビタミン』により『三石巌全業績』(現代書林)なるものの存在を知り、すぐに地元の書店に注文を出したのですが、入手できたのは28冊のうち8冊のみ。 *三石巌と分子栄養学 「科学的に冷静な目でものの功罪を判断する」 *専門用語の壁を打ち破れ 三石理論や分子栄養学の話は、DNAの中の遺伝情報に基づく「分子生物学」に基礎をおくもので、一市民としては難しいところもあります。しかし、聞きなれない専門用語の壁さえ打ち破れば何とかなってくるものです。 三石理論によって「体質」というものをDNAレベルで理解すると、いかに栄養が重要かがわかってきます。そして「量」「個体差」の問題が大きいということ。ビタミン必要量は一人ひとり異なる可能性が高いのです。 さらに活性酸素対策を忘れては話になりません。 これらの実行の仕方を教えてくれるのが分子栄養学なのです。「理屈」を理解するには少しは努力が必要です。頑張りましょう。だって、「理屈抜きに効く」ではウソ臭いと思いませんか? 分子栄養学は実行するための理論的裏付けです。 呂秘伽羅無 *オーケストラは事情により2003年4月に退団 |
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