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おしゃべり分子栄養学 36
某フィルハーモニー管弦楽団所属<
迷ホラ吹き>さん、分子栄養学研究者<ぼやき先生>、
ぼやき先生を尊敬する薬店主<
媚多眠氏>による健康談義です。
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出会いの確率?-1

ぼやき先生確率的親和力の話は理解できたかな?

迷ホラ吹き:出会いの確率を上げるって話ですね。独身者必聴の!

媚多眠氏:1回目のお見合いで理想のパートナーに出会えなくても、何回かお見合いをかさねれば、そのうち理想のパートナーに出会えるだろうということです。

迷ホラ吹き:事前にデータを作り、自分の理想の人かどうか確認してからお見合いをすれば無駄は減りますよ。登録会費をいつまでも払うのはイヤですからね。

媚多眠氏:あれ、経験あるんですか?

迷ホラ吹き:いいえぇ、知人に聞いた話です。ぼくは、同じ趣味のサークルで見つけて掴まえました。えへへ・・・。

媚多眠氏:それはうまいことやりましたね。同じ趣味というのが、既に理想の人に出会う確率を上げていますね。

ぼやき先生:ウム、理想の人と結ばれることが幸せとも限らんが、そこが酵素ビタミンとの出会いと決定的に違うところといえような。

迷ホラ吹き:・・・含蓄のあるお言葉ですね。

媚多眠氏:まあ、男女の出合いの話はおいといて、体内の化学反応の話です。酵素ビタミンは、遠く離れた場所にいてもお互い引き寄せあって結合するということではないってことですよね。

ぼやき先生:酵素とビタミンの出会いの条件は、猛烈に動いている水分子に突き飛ばされて動いていることによるのみだ、ということなんだ。ブラウン運動なんて言うんだがね。

迷ホラ吹き:ブラウン運動って、顕微鏡を覗くと花粉が動いてるってのでしたっけ?

ぼやき先生:そう言われてはいるが、実際は花粉そのものでなく花粉から出てくる微粒子が観察されるのさ。

媚多眠氏:実際に見たことはないんですが、花粉自体は大きすぎて動かないんですよね。

迷ホラ吹き:へぇ〜、そうなんだ。

ぼやき先生:まあ、多くの物理学者ですら勘違いしているから仕方がない。
とにかく、その花粉からの微粒子と同様、酵素もビタミンも水分子の熱運動によりランダムに動いているだけということなんだ。
うまいこと酵素とビタミンが結合すべき部分でぶつかれば一発で結合するかもしれないが、いつもそううまくいくとは限らないだろうってことさ。つまり、結合の可能性は偶然に支配されているということなんだな。

迷ホラ吹き:偶然、ですか!?

ぼやき先生:細胞の中の生命の根源なんて、そんなものなんだな。

媚多眠氏:それで、その偶然に頼った出会いの確率を上げるためには自分の意志で増やすことのできるほう、つまり助酵素を多く摂取するのが合理的だ、ということなんですね。

迷ホラ吹き:助酵素、つまりビタミンを多くとれってことですね。

ぼやき先生:1回の出会いで結合が完成する人の確率的親和力を《一》とすると、10回出会わなければ結合しない人の確率的親和力は《十分の一》となるだろう。

迷ホラ吹き:なるほど。

ぼやき先生:その人の確率的親和力を《一》に上げるためには、10倍のビタミンが必要だということなのさ。


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出会いの確率?-2

迷ホラ吹き:じゃあ、確率的親和力が《百分の一》だったら100倍のビタミンが必要ってことですか?

ぼやき先生:そういうことになるな。

迷ホラ吹き:ってことなら、自分の確率的親和力が分かれば完ぺきですね。自分はどのビタミンを多くとったら良いか分かるってことですものね。

ぼやき先生:その通り。
どこの代謝の酵素の確率的親和力が小さいかが分かれば素晴らしい。それが分かったときこそ、本当の栄養指導ができることになるんじゃないかと考えているんだ。

迷ホラ吹き:先生ったら、他人事みたいなこと言っちゃって。分からないんですか?

ぼやき先生:残念ながらな。それが分子栄養学の弱点とも言えるんだ。

迷ホラ吹き:アララ、簡単に白旗ですか?

媚多眠氏:酵素の数はすごく多いし、その殆どはビタミンを協同因子として必要としているんですよ。

ぼやき先生:しかも、それぞれのビタミンがいくつもの代謝に関わっているんだ。そのいくつもの代謝の確率的親和力がどの程度かをはかることは、現状では出来ないということなんだな。

迷ホラ吹き:ふ〜む。

ぼやき先生:そして、全ての代謝の確率的親和力が《一》などという理想的な人がいるとは思えんだろうってことさ。

媚多眠氏:だからといって、確率的親和力が小さい酵素がどれかは分からないということなんですね。

迷ホラ吹き:う〜ん、そういうことか。

ぼやき先生:結局、代謝の滞りを防ぐにはビタミンの大量摂取が安全、という結論になるんだな。これが弱点をふまえたうえでの分子栄養学、三石理論の教訓の一つということなんだ。

媚多眠氏:過剰のデメリットと不足のデメリットでは、圧倒的に不足のデメリットが大きいということなんですよ。

迷ホラ吹き:な〜るほどねえ・・・。

媚多眠氏:もちろん、基本は高タンパク食ですね。

ぼやき先生:高タンパク食というのは、具体的に言うと、毎日体重の千分の一のタンパク質を食べようということなんだ。

迷ホラ吹き:体重の千分の一って言うと、60kgなら60gってことですね。

ぼやき先生:そういうことなんだが、ここで重要なのはタンパク質の「」の問題なんだな。

迷ホラ吹き:これは覚えていますよ。プロテインスコアでしょ。タマゴが完璧ってヤツですね。

媚多眠氏:そうです。プロテインスコアは必須アミノ酸のバランスで良質度を表すものですが、タマゴのプロテインスコアは100点満点なのです。タマゴ1個50〜55gとしてタンパク質含有量は約13%だから、3個で20gくらいとれるということになるわけですね。

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出会いの確率?-3

迷ホラ吹き:肉はどうなんですか? たとえば豚肉。

媚多眠氏:部位にもよるんでしょうが、豚肉のタンパク質含有量も約13%です。

迷ホラ吹き:ってことは100g食べれば13gとれるんですね。

ぼやき先生:もう、プロテインスコアのことを忘れておる。

迷ホラ吹き:あ、そうか。

媚多眠氏:豚肉のプロテインスコアは90ですから、それに0.9をかけなければいけません。13かける0.9は11.7ですから、まあ12g位ということになります。

ぼやき先生:よく豆腐を食べればタンパク質がとれるなんて言い張る人もいるが、あれは殆どが水分だからタンパク質はとれないんだ。

迷ホラ吹き:でも、原料の大豆は畑のお肉だなんて言う人もいたような・・・。

ぼやき先生:そりゃ、肉に失礼ってもんだろう。大豆はメチオニンが少なくてプロテインスコアはもともと低いときている。豆腐を100g食べたってタンパク質は3g位しかとれないんだな。

媚多眠氏:大豆料理の時は、メチオニンが余っているタマゴを一緒に摂るのが合理的ということですね。

迷ホラ吹き:どうしてですか?

媚多眠氏:タマゴのメチオニンが大豆のプロテインスコアを上げることになるんですよ。

ぼやき先生:まあ、とにかくタンパク質を不足無く食べるのは、かなり意識しないと難しい、ということを覚えておいたほうが良いんだ。

媚多眠氏:タンパク不足では、ビタミンが働き場を失うとも言えそうですからね。

ぼやき先生:前に言ったかもしれんが、タンパク不足ではどんな病気になっても不思議はないということさ。だから、ビタミンの話をするときは、タンパク不足がないことを前提条件にしなければいけない、ということなんだな。

迷ホラ吹き:タンパク質を体重の千分の一とったうえで、出会いの確率を上げるためにたくさんのビタミンをとるということですね。

ぼやき先生:そういうこと。それを実現するためのサプリメントの利用は、何も不合理なことはない。

迷ホラ吹き:ビタミンは食物からとるべきだ、特別に補給する必要はないって言う人も多いですよね。

媚多眠氏:何でも『自然が一番』などという人もそうですが、そういう人たちにとっては気に入らない話でしょうね。

ぼやき先生:気に入ろうが気に入らなかろうが、遺伝子レベルの栄養学から栄養条件を考えるとそういうことになってしまうんだから仕方が無い。これが経験的メガビタミン主義と理論的メガビタミン主義との違いでもあるんだな。

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出会いの確率?-4

媚多眠氏分子栄養学は、分子生物学などから得られる基礎情報に基づく理論的メガビタミン主義ということなんですね。

ぼやき先生:そう、気に入らない人は行動をとらなければいいんだが、感情をはさむ余地はないってことさ。実際のところ、全ての人が高タンパク食をはじめると、あっというまに食料難になってしまうから『気に入らない人は食べなくてけっこう』と言えなくはないんだな。

迷ホラ吹き:・・・先生って、けっこう冷たいんですネ。

ぼやき先生:わははは・・・。
年寄りのお節介は嫌われるってもんだ。《求めよ、さらば与えられん》。しかし《去る者は追わず》というところだな。《知らぬが仏》なんてこともある。

媚多眠氏:先生はそれで良いんでしょうが、私の立場は難しいですよ。何と言っても客商売であることに間違いないわけですからね。小難しい理論なんかどうでもイイ、インチキでも何でも元気になればイイ、なんて人もいるわけで・・・。

迷ホラ吹き:去る者を追わなかったら・・・?

媚多眠氏:そして誰もいなくなった、なんてシャレにもなりませんよ。

ぼやき先生:わーっはっはっは・・・。
啓蒙活動ってのは大変なものなんだな。発ガンメカニズムの研究で有名な、あの永田親義先生(1922-)ですら苦労の体験があるということだ。

迷ホラ吹き:あんなにエライ先生でも、ですか?

ぼやき先生:前に、お焦げを食べてもガンにはならないという話があっただろう。

媚多眠氏:お焦げに含まれる発ガン物質の量は、あまりにも少ないから問題ないということでした。

ぼやき先生:そう、永田先生の研究で、可能なかぎりお焦げを与えても動物にガンを作らないことが分かったんだが、先生の家族ですら食事の時に一々お焦げを取り除いていたんだとさ。

迷ホラ吹き:へぇ〜。

ぼやき先生:お焦げは危ないと新聞やテレビが言っていたからといって、先生の言い分を受付けないというんだ。これは、いったん多くの人に定着してしまった認識を変えるのは容易ではない、という典型的な話といえるんじゃないかな。

媚多眠氏:なるほど。マイナスイオンもそのたぐいの話になりそうですね。せいぜいしっかり勉強して、地道に啓蒙活動を続けることにしましょうか。

迷ホラ吹き:ぼくみたいな人間もいるわけですから、よろしくお願いしますよ。
水や植物に「ありがとう」と言えばスクスク育つ、なんて呆れた話を有り難がる小学校の先生がいるくらいですから、油断も隙もありません。

媚多眠氏:全くです。植物の成長条件を考える理科の授業はどうするんでしょうね?

ぼやき先生:まあ、理屈抜きならそんなバカな話も通るってことなんだ。ここでは、なぜビタミンをたっぷりとったほうが良いかの理屈が分かったところで、いよいよそれぞれのビタミンの話にいくとするか。

2004年5月

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