媚多眠氏のお店の販売商品一覧
○●○●○●○●○●○●??…! (^.^)/~~●○●○●○●○●○●○
おしゃべり分子栄養学 62
某フィルハーモニー管弦楽団所属<
迷ホラ吹き>さん、分子栄養学研究者<ぼやき先生>、
ぼやき先生を尊敬する薬店主<
媚多眠氏>による健康談義です。
■目次へ■TOPへ


エネルギーの話-1

迷ホラ吹き:《杉錦・特別純米酒・生モト仕込》は、ホント、美味しくて旨いっす。

媚多眠氏:いきなり日本酒の話ですか。

迷ホラ吹き:えへへ、ちょっと感動のうまさだったもので・・・。

媚多眠氏:《杉錦》は迷ホラさんお気に入りの静岡酒で、藤枝市の杉井酒造という酒蔵のお酒でしたよね。

迷ホラ吹き:よくぞ覚えていて下さいました。
実は、3月(2009年)初旬に酒蔵見学してきたんです。突然伺ったにもかかわらず社長兼杜氏杉井均乃介さんが丁寧に対応してくれて大感激!

で、その時のきき酒で気に入ったのが《杉錦・特別純米酒・生モト仕込》なんです。

媚多眠氏:それは良かったですね。「キモト仕込」ってのは?

迷ホラ吹き:「山廃モト」もそうなんですが、多くの速醸モトと違って乳酸を添加せず、乳酸菌が出す乳酸に頼って雑菌の繁殖を防ぐ、手間ひまかかる造り方なんです。

媚多眠氏:ということは、速醸モトで造る場合は純米酒なのに米と米麹だけでなく、乳酸を添加しているんですか?

迷ホラ吹き:実は純米酒といえどもいろいろと添加するものがあるんです。

でもまあ、その話はおいといて、一般的に生モト仕込の酒は酸味の利いた濃い味の酒が多いんですね。
新潟酒に多いといわれる、使い過ぎ淡麗辛口なんかとは大違いの旨口ってヤツです。

媚多眠氏:フルーティでジューシーな吟醸酒とも違うんですね。

迷ホラ吹き:それで、吟醸酒向きの静岡酵母は似合わないんです。だからって「生モトらしくないキモト!」なんて酒をみると、無意味じゃんって思うわけですよ。

媚多眠氏:ごもっとも。

迷ホラ吹き:この《杉錦・生モト》は「HD-1」という静岡酵母で醸したにもかかわらず、しっかりふくらみのある旨味が存在するんです。

しかも、基本は静岡酵母らしいキレイで透明感のある美味しい口当たり。活性炭濾過もしてないのに!

媚多眠氏:なるほど、それで「美味しくて旨い」と?

迷ホラ吹き:えへへ、それで,ついつい3合くらい呑んじゃうんですよ。

ぼやき先生:えらく力が入っているようだが、復習もかねてタンパク質の話でもした方が良さそうじゃないかな。

迷ホラ吹き:お酒といえば肝臓、肝臓といえばタンパク質ってことですね。

媚多眠氏:それもあるでしょうが、栄養といえば第一にタンパク質ということですよ。

ぼやき先生三石理論に照らし合わせれば、タンパク不足はどんな病気になっても不思議ではない、ということになるからな。

迷ホラ吹き:はい。肉も魚もタマゴも食べて、プロテインも飲んでます。

媚多眠氏:では、タンパク質の話を中心とした復習ということでお願いしましょうか。

ぼやき先生:うむ。
生物のからだは「合目的的」といって、目的にかなうようにつくられているんだが、その目的が何かは知っているだろう?

迷ホラ吹き:ハイ。ぼくの目的は、ホルンを吹いて旨い純米酒を呑むことです!


▲このページのトップへ ■目次へ  ■TOPへ


エネルギーの話-2

媚多眠氏:なに言ってるんですか。少しお酒の話から離れて下さい。生物の目的ですよ。「個体の維持と種の保存だ。」なんて聞いたことないですか?

迷ホラ吹き:個体の維持と種の保存? 聞いたことあるような気もしますが、どうも堅苦しいな〜。

ぼやき先生:「個体」というのは、独立して生活機能を持った生物体のこと。「」は、生物を分類するときの基本単位といえるだろう。

迷ホラ吹き:んじゃ、個体の維持ってのは、生き物が死なないように自分のからだを維持するってことですか?

ぼやき先生:健全に寿命を全うするといった意味だろうな。

迷ホラ吹き:なるほど。

媚多眠氏:種の保存というのは子や孫へ形質を伝えていくことでしょうから、遺伝子の受け渡しのことでしょうね。

ぼやき先生:その遺伝子に起こった変化の結果が、多様に存在する生物達といえるんだな。それが分子生物学の成果だろう。

媚多眠氏:全ての生物が祖先から受けついだのは遺伝子を持つことで、その機能はからだづくりの基本の設計図を保存することなのです。

迷ホラ吹き:種の保存ってのは、こま〜かくみると遺伝子をちゃんと受け渡して、末長く保存していくってことなんですね。

ぼやき先生:生物は、その保存された遺伝子の中の基本設計を利用して、生命が成り立っているんだな。

迷ホラ吹き:そいつを利用するとタンパク質ができるってわけだ。

媚多眠氏:タンパク質だけでなくDNARNAなどの核酸をつくることもそうですが、生命を成り立たせるためには、必要な物質を入手しなければならないわけです。

迷ホラ吹き:それが栄養素だってことでしょう?

ぼやき先生:ヒトを含めた動物は、生命用資材の一部しか作れないため大部分を食事として別の生物から搾取するんだが、植物はその生命用資材を自前で作るんだな。

迷ホラ吹き:動物は、生きるためにいのちを頂いているんですね。感謝、合掌。

媚多眠氏:良い心がけです。

ぼやき先生:人体を構成する物質で一番多いのはタンパク質なんだが、種類も多いし寿命もあるんだな。その種類も構造も“私だけ”のものなのさ。

媚多眠氏:だから、自前で調達し、絶えず補充しなくてはならないんですね。

迷ホラ吹き:基本的に同じ遺伝子を持つ人はいないって話が元ですね。

ぼやき先生:遺伝子は特別な膜に包まれた細胞の中の核にあるんだが、細胞の中にはタンパク質をつくる装置やエネルギーを供給する装置もある。思い出せるかな?

迷ホラ吹き:特別な膜ってのはリン脂質の「細胞膜」ですな。

媚多眠氏:そうです。正確には「生体膜」といった方が良いですが。

迷ホラ吹き:エネルギーを供給する装置は「ミトコンドリア」でしょう?

媚多眠氏:大正解。

迷ホラ吹き:タンパク質をつくる装置の名前を忘れました。確かダルマの形をしていたような・・・。

▲このページのトップへ ■目次へ  ■TOPへ


エネルギーの話-3

媚多眠氏:その通りです。タンパク合成装置の名前は「リボゾーム」です。

ぼやき先生:核の中の遺伝子から生命の基本設計、つまりタンパク質のつくり方という遺伝情報を読み取り、リボゾームで“私だけ”のタンパク合成を行なうんだな。

媚多眠氏:“私だけ”のタンパク質づくりを起点としていろいろな反応が続いていくわけですが、その流れ全体が生きていることの実態といえるんでしょうね。

ぼやき先生:うむ。その流れを維持するには、ミトコンドリアからのエネルギー供給が必須事項だ。常に細胞内にエネルギーを供給しなくてはならない、ということなんだな。

迷ホラ吹き:それは生きているかぎり、エネルギーが必要だって意味じゃないですか?

ぼやき先生:そういうことさ。

迷ホラ吹き:そんな当たり前のことを、よくもまわりくどく言えるもんですねぇ。

ぼやき先生:な〜にを言っておる。
生きているかぎりエネルギーが必要だというのを当たり前のことで済まそうなんてことでは、脳みそが退化してしまうってものだ。

媚多眠氏分子栄養学を勉強している人、純米酒を文化として守ろうとしている人の言葉とも思えません。単なる飲ん兵衛なんじゃないですか。

迷ホラ吹き:そんな。2人で責めなくても・・・。

ぼやき先生:当たり前ですまそうとしていては、なぜエネルギーが必要なのかという、次の段階に進むことができなくなるということが分からんかな。

媚多眠氏:大体「エネルギー」とは何なのか、ということが分かっていますか?

迷ホラ吹き:ギクッ!

ぼやき先生:「熱エネルギー」とか「運動エネルギー」とか「位置エネルギー」という言葉を聞いたことがあるんではないかな?

迷ホラ吹き:その言葉を聞くと蕁麻疹が出そうです。赤点を取りそうになって冷や汗かいた、チンプンカンプンの物理の計算式を思い出しちゃう。

媚多眠氏:「太陽エネルギー」や「生命エネルギー」はいかがですか?

迷ホラ吹き:それは、なんとなく身近です。
太陽エネルギーといえばウルトラマンを思い出すし、生命エネルギーはなんとなく怪しい雰囲気が・・・。

ぼやき先生:分子栄養学の話に計算式は要らないから、安心していいんだな。

迷ホラ吹き:あぁっ!

媚多眠氏:どうしたんですか?

迷ホラ吹き:生命エネルギーと聞いて、思い出したんですよ。

媚多眠氏:何を、ですか?

迷ホラ吹き:「ATP」。生物にとってのエネルギー物質がATPだって話・・・。

媚多眠氏:よくぞ大事なことを思い出しました。
ATPアデノシン三リン酸のことで生体のエネルギー通貨ともいわれ、地球上の全ての生物に共通のものです。

迷ホラ吹き:エネルギー通貨とかエネルギー物質ってことは、ATPがエネルギーを持っているように感じますが?

▲このページのトップへ■目次へ■TOPへ


エネルギーの話-4

ぼやき先生:その通りさ。ATPは「活性型運搬体」の代表的なものなんだな。エネルギーを蓄えて運んでいるといえるだろう。

迷ホラ吹き:う〜ん、分かりにくいですねぇ。んじゃ、その蓄えてるエネルギーってものはいったいどんなものなんですか?

媚多眠氏:エネルギーは、もの・物質じゃありませんよ。

迷ホラ吹き:概念?

ぼやき先生:簡単に言えば、エネルギーとは仕事ができる能力のことさ。

迷ホラ吹き:仕事のできる優秀なサラリーマンは、エネルギーがたくさんあるってことですね!

ぼやき先生:日常ではそんなふうにつかわれる仕事という言葉だが、科学的には力仕事のイメージに近いといえるんだな。

迷ホラ吹き:ふ〜ん、エネルギーって力仕事をする能力のことなんだ。

媚多眠氏:からだの中で力仕事をするのに必要なのが生体エネルギーです。

迷ホラ吹き:からだの中の力仕事って、なんですか?

媚多眠氏:細胞の中の普通の仕事です。物理的、化学的な反応といったら良いでしょうかね。

ぼやき先生:サラリーマンのように、よくも悪くも考えて働いたりはしないってことさ。エネルギーが有り余っているのにサボる輩もいれば、枯渇しかかっているのに残業にいそしむ人もいるだろう。

迷ホラ吹き:細胞はエネルギーがあれば仕事をするけど、無ければしない?

ぼやき先生:細胞ごとに働きが違うので仕事の条件もいろいろあるが、エネルギー不足の細胞は仕事ができないだろうな。

媚多眠氏:生物の細胞が仕事をするためのエネルギーが、ATPに蓄えられているということなんですね。

迷ホラ吹き:だから、生きていくためにはATPが必要だってんですね。

ぼやき先生:第一の栄養素であるタンパク質にしても、ATPがなければどうにもならないということなんだな。

迷ホラ吹きミトコンドリア酸素を使って効率良くATPを作るようになったから、好気性の生物がハバをきかせてるって話を思い出しました。

媚多眠氏:その代わり、活性酸素による傷害が常につきまとうということですね。

迷ホラ吹き:そうでしたっけね。だから、イチョウ葉エキスビタミンCコエンザイムQなど抗酸化物質が大事だって。
でも、それなら最初からATPを飲めばいいんじゃないっすか?

ぼやき先生:そう思いついた人はいたようだがな。

媚多眠氏:実際、そういう製品も出ていますがね。

迷ホラ吹き:アララ、何となく否定的な雰囲気が・・・。

▲このページのトップへ ▼▼次へ  ■目次へ■TOPへ

おしゃべり分子栄養学 62 
○●○●○●○●○●○●??…! (^.^)/~~●○●○●○●○●○●○

イチョウ葉エキスはこちら 免疫食品インターパンチはこちら タンパク製剤はこちら


inserted by FC2 system