媚多眠氏のお店の販売商品一覧
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おしゃべり分子栄養学 59
某フィルハーモニー管弦楽団所属<
迷ホラ吹き>さん、分子栄養学研究者<ぼやき先生>、
ぼやき先生を尊敬する薬店主<
媚多眠氏>による健康談義です。
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結局大事なコレステロール-1

媚多眠氏:前回はHDLの働きをお聞きしました。

迷ホラ吹き肝臓から、コレステロールを欲しがっている細胞へコレステロールを届けるのがLDL系。

媚多眠氏:そうですね。栄養を運んでいるということです。

迷ホラ吹き:な〜る。
で、あまっている細胞からコレステロールを受け取って肝臓へ戻すのがHDLで、LDL系と逆だからコレステロール逆転送系っていうんでしたね。

媚多眠氏:それで、強いていえば善玉リポタンパクだということでした。

迷ホラ吹き:肝臓は大切なんですよね。

ぼやき先生:あまったコレステロールの処理は、肝臓でするしかないからな。

迷ホラ吹き:その時ビタミンCが関係してるなんて、ちょっと驚きでした。

媚多眠氏レシチンが足りないと胆石になりやすい、なんて話も覚えておくと良いですね。

迷ホラ吹き:ハイ、前に聞いた記憶がありま〜す。

ぼやき先生:最近、イイ調子じゃないかい?

迷ホラ吹き:広島の《竹鶴》に出会ったからでしょうかねぇ。

媚多眠氏:また純米酒ですか?

迷ホラ吹き:お米の旨みが見事にお酒になったようで、故郷に帰ってリラックスするような滋味溢れる味わいなんですよ。

ぼやき先生:《竹鶴》というと、ニッカウヰスキーの創業者と関係ありそうだな。

迷ホラ吹き:先生、よく御存じで。竹鶴酒造株式会社は、そのニッカ創業者の竹鶴政孝(1894- 1979)の生家です。
現在の杜氏は「酒モアイ」とか「酒ゴジラ」なんてニックネームのある石川達也って人なんですが、この人「ごはんのような酒を造る」なんていって、日本酒の旨みの原典みたいな純米酒を造ってるんです。
酸味が旨みを十分に生かした深みのある酒。媚びないし、出しゃばりません。

ぼやき先生:ごはんのようなということは、肴を選ばないということなんだろうな。

迷ホラ吹き:そうなんです。
ゴルゴンゾーラやウォッシュなど、クセのあるチーズでさえも合っちゃうのが《竹鶴》の素晴らしいところなんです。もちろん肴なしでも全く呑み飽きしません。
この間も知らないうちに四合くらい・・・。

媚多眠氏:はいはい、お酒の話はおしまいです。
だいたいそんなに呑んだら、事前にタンパクの錠剤飲もうが漢方薬飲もうが追いつきません。身体に悪過ぎですって。

迷ホラ吹き:とほほ・・・。そうなんですよ。
旨い酒の欠点は、二日酔いにもなりにくいので、つい呑み過ぎちゃうってことなんです。

ぼやき先生:懐も寒くなりそうだな。

迷ホラ吹き:おっしゃる通りで! メタボ対策にとリンゴポリフェノール製剤を飲み始めたら肝臓が元気になったようで、いっそうおいしく呑めちゃうんですよ〜。

ぼやき先生:そいつは良かったというか、ご愁傷様というか・・・。

媚多眠氏:あ〜ぁ、せっかくのリンゴポリフェノールが・・・。


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結局大事なコレステロール-2

ぼやき先生C型肝炎ウイルスは中性脂肪を利用して増殖する、なんて話もあるらしいんだ。
国主導のメタボ対策は大きなお世話だが、自主的にするメタボ対策は大切だってことさ。

媚多眠氏:そうですよね。
いくらリンゴポリフェノールが内臓脂肪対策に良いからって、運動もせず何も節制しなければその効果も発揮出来ませんよ。

ぼやき先生:国立がんセンター予防研究部室長の井上真奈美という人の調査によると、体を動かすことが多い人ほど病気で死亡する危険性が低くなるらしいんだな。

迷ホラ吹き:やっぱ、運動は大事なんでしょうか?

媚多眠氏:スポーツ選手は活性酸素の発生量が多いから寿命が短い、なんて話も聞いたことがありますが・・・。

ぼやき先生:この調査によると、激しい運動でなくとも歩くだけ、または単に立っている時間を増やすだけでも死亡の危険が下がるというんだ。

迷ホラ吹き:へぇ〜、そりゃ楽だ。
学生時代に、叱られて立たされた時間の多い人はラッキー?

ぼやき先生:な〜にを言っておる。
この調査は45歳から74歳までの約8万3000人に対して行われたものさ。学生時代は関係なかろう。

迷ホラ吹き:あはは・・・、残念。

ぼやき先生:それよりも、肥満の人は身体を動かしても死亡の危険度が少ししか下がらなかったというんだな。
体格指数に気を付けろってことさ。

媚多眠氏:体格指数というのはBMIともいって、体重を身長で2回割って出すものですね。単位は体重がkgで、身長はm。
確か、日本では25以上だと肥満です。

迷ホラ吹き:ぼくは、身長163センチで体重が63キロなんですが・・・。

媚多眠氏:「63÷1.63÷1.63」ってことです。23.7だから大丈夫ですよ。

ぼやき先生:この調査では27より大きい肥満の人について言及されているんだが、実は本当に肥満が身体に悪いかはハッキリしていないんだな。

媚多眠氏:どっちにしても、運動というほどでなくても身体を動かすメリットはあるということなんですね。

ぼやき先生:肥満そのものよりも、肥満になるような生活習慣が悪いということなんだろうな。

媚多眠氏:そういえば、肥満だからコレステロール値が高いとか、痩せているからコレステロール値が低いとは言えませんものね。

迷ホラ吹き:とにかく、特別に運動をしないまでも積極的に身体を動かすことは意味があるってことなんですね。

ぼやき先生:そのようだな。ワシは毎日、腕立て30回はかかさんぞ。

迷ホラ吹き:ひえぇ〜、見習わなくっちゃ!

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結局大事なコレステロール-3

媚多眠氏:ところで、前回の話で出てきた「コレステロールエステル転送タンパク」です。

迷ホラ吹き:確かCETPと略して、HDLのコレステロールをLDLなんかに転送するタンパク質ですよね。

媚多眠氏:そうですね。
HDLが末端から回収してきたコレステロールをVLDL・IDL・LDLなどに渡し、代わりにHDLが中性脂肪を受け取ることを仲介するタンパクです。

迷ホラ吹き:コレステロールは大切な栄養だから、簡単には捨てないで再利用するってな話でしたよね。
それがどうかしましたか?

媚多眠氏:再利用は良いんですが、これが働くと悪玉、または悪玉になりやすいリポタンパクのコレステロールが増えるということになりませんか。

迷ホラ吹き:あれれ、そうですね。
HDLコレステロールが減って、LDLコレステロールが増えちゃうってことですね。

ぼやき先生:まあ、そういうことになるだろうな。

媚多眠氏:では、CETP活性は低い方が良いんでしょうか?

ぼやき先生:高脂血症の治療薬として、CETP阻害剤なんてのも出ているようなんだな。

迷ホラ吹き:じゃあ、やっぱりCETPの働きは、悪い方がイイんだ。

ぼやき先生:VLDL・IDL・LDLなどが異常に多い人達にとってはそう言えるだろうが、普通の人にとってはそうとも言えんだろう。

迷ホラ吹き:んもう、どっちかハッキリして下さいよ。

ぼやき先生:な〜にを言っておる。
単純な二分法で一方を可、片方を不可とすることこそトンデモさんたちの常套手段じゃないか。曖昧なままが正しい、なんてこともあるのさ。

媚多眠氏:「ひらがな食品」が良くて「カタカナ食品」はダメだ、なんて話はとても分かりやすいですね。でも、ちょっと考えればおかしいと思うのが普通でしょう。

こういった単純で分かりやすい話を聞いて喜んでいる人たちが、トンデモさんに洗脳されてしまうということではないでしょうか。

迷ホラ吹き:あはは・・・、ぼくは「ごはん」を食べますが「ライス」は食べません!

ぼやき先生:そんなくだらん話はどうでも良いんだが、遺伝的にCETP活性が低い人がいて、こういう人は高HDLコレステロール血症になるんだ。

媚多眠氏:CETP欠損症というのは聞いたことがありますが、高HDLコレステロール血症は、特別に治療しないようですね。

ぼやき先生:CETP欠損症の人に動脈硬化が多いという報告と、少ないという報告があり、現在のところよく分からないらしいんだな。

媚多眠氏:HDLが高いと動脈硬化を起こしにくく、長寿に繋がるといわれていたのにCETP欠損症の人に冠動脈疾患保有率が高いという報告もあるようですね。

ぼやき先生:単純にHDLが高けりゃ良いなんてことなら、長期の多量飲酒でも起こることがあるんだ。

迷ホラ吹き:ぼくのことですか? ぼくはHDLが高いんでしょうかねぇ。

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結局大事なコレステロール-4

ぼやき先生:もし、HDLが高めの数値だとしても、それが代謝障害から来ているとすれば、一概に喜んでばかりもいられないだろう。

迷ホラ吹き:代謝障害?

ぼやき先生:たとえば、肝機能障害から来る事も考えられるだろうってことさ。
CETPだって、本来はフィードバック的に働いているんじゃないかと思うんだがな。

迷ホラ吹き:フィードバック的って、LDLが少なければたくさん働き、多ければあまり働かないってことですね。

ぼやき先生:そうあって欲しいってことさ。

媚多眠氏:結局、栄養が基本とはいえ、酒やタバコなどの嗜好品にも気を付け、積極的に身体を動かすといった生活習慣は重要だということなんですね。

ぼやき先生高脂血症に対抗するための必要条件は、抗酸化をも考慮して栄養素を必要に足りるだけとること、そして充分条件は運動をすることなんだな。
体重が減らなくても運動を続けることに意味はあるから、がっかりすることはないんだ。

迷ホラ吹き:コレステロールが心配だからタマゴは食べないとか、1日1個までにしているなんて人はまだまだ多いんですが・・・。

ぼやき先生:何度も言うが、タマゴを避けるべきは、タマゴアレルギーの人だけといっていいだろう。

迷ホラ吹き:食べるコレステロールより、身体で造られるコレステロールのほうが多いって言ってましたよね。

媚多眠氏:必要量の半分以上は肝臓で合成されていて、それこそフィードバック機構が働いているんですよね。

ぼやき先生:食べるコレステロールの量が増えれば、肝臓での合成量は減るんだな。これは肝臓の負担が減るとも言えるだろう。

媚多眠氏:タマゴを食べても心疾患は増えないし、逆に減るという報告もありますね。

ぼやき先生:タマゴにはビタミンAB2が多いだけでなく、レシチンも多いんだ。

迷ホラ吹き:第一、タマゴのタンパク質はプロテインスコア100ですよね。

ぼやき先生:それが最重要なんだな。

媚多眠氏:私は毎日3個以上食べていますが、コレステロールは脳にとっても大切な栄養なんですよね。

ぼやき先生:食べたコレステロールや肝臓で合成されたコレステロールは血液脳関門を通過出来ないんだが、血中コレステロールが上がると脳内のコレステロールも増えるらしいんだな。

迷ホラ吹き:それは良いことなんでしょうか?

媚多眠氏アルツハイマーの人の脳はコレステロールが少ないそうですね。

ぼやき先生神経細胞の膜にあるコレステロールが減ると問題が出るらしいんだ。
膜の機能障害は、活性酸素だけでなくコレステロールの不足も大きいということさ。

迷ホラ吹き:結論! 活性酸素対策を忘れずに、毎日タマゴを食べま〜す。

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