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おしゃべり分子栄養学 8
某フィルハーモニー管弦楽団所属<
迷ホラ吹き>さん、分子栄養学研究者<ぼやき先生>、
ぼやき先生を尊敬する薬店主<
媚多眠氏>による健康談義です。
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電子の動きが健康に関わる?-1

媚多眠氏動脈硬化の原因になる『酸化したコレステロール』ができるのは『活性酸素』のせいで、その活性酸素というのは『特別に酸化力の強い酸素』のことだって言う話をうかがったのが前回です。

迷ホラ吹き復習が大変でしたよ。何たって『酸化』の意味すら知らなかったんですから。

媚多眠氏まあ、基礎勉強は大切ですからね。

迷ホラ吹きハイハイ。酸化というのは、相手から『電子』を奪うことでした。

媚多眠氏電子はどこにあるんでしょう。

迷ホラ吹きそれが、厄介なことでしたっけ。

媚多眠氏分子』とか『原子』が出てくるし、まあ、そうですね。

迷ホラ吹き『ブンシ』とか『ゲンシ』の話ってのは石ころやテーブルや水など、『モノ』の話だけだと思っていたんですが、違うんですね。つまり、僕たちの身体も『タンパク質の分子』とか『DNAの分子』とか分子でできていて、その分子ってのは、もっと細かくすると『原子』ってやつになる。

媚多眠氏そうです。

迷ホラ吹きそして「原子は『原子核』とその周りを回る『電子』からなる」ってんじゃなかったっけ。

媚多眠氏お見事、よく復習できてます。

迷ホラ吹きフーッ、電子が出てくるまでに随分かかっちゃった。ということは『電子』ってのは随分小さいんでしょうね。

ぼやき先生高性能の電子顕微鏡で、結晶化した『原子』までは見えるんだが電子はだめなんだな。質量(しつりょう)も凄いぞ。重さのことなんだがね。電子10億個の10億倍の、さらに10億倍の重さが、やっと1グラムだっていうんだからな。

迷ホラ吹きヒエー。気が遠くなりそうなくらい軽いってことじゃないですか。

ぼやき先生その電子こそ『粒子』としての性質と『波動』としての性質を持つ、『量子力学』の世界のものなんだな。

迷ホラ吹きリョーシ・リキガク? なんですか、そりゃあ。鉄砲を持って山で獲物を捕ったり、漁船に乗って海で獲物を捕ったりする人たちの力学かな?

媚多眠氏違うッつうの! リョーシの字が違うでしょう。

迷ホラ吹きアハハ、やっぱり…。でも、鉄砲の弾が『粒子』で、海といえば『波』なんだけどな…。


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電子の動きが健康に関わる?-2

媚多眠氏…先生、量子力学の話は、私たちには難しすぎですよ。

ぼやき先生そんなこともないと思うんだがな…。

媚多眠氏とにかく、日常では想像できないくらい小さくて軽い電子の動きが、『酸化』の本体だということなんですよね。

迷ホラ吹きう〜ん、酸化というのはそんなちっぽけな電子が奪われることで、そんなことが健康に関係しているとは、驚きです。

媚多眠氏そうですね。そして、その電子を奪う力、つまり酸化力が特別に強いのが活性酸素で、それには種類があるというのが前回の話でした。

ぼやき先生話を進める前にもう一度、モノだけでなく生物も分子の集合体だということはしっかり押さえておいてくれ。

迷ホラ吹き了解。

ぼやき先生生命の営みも、生体内の分子と分子、つまり分子間の化学反応によって支えられているってことが大事なことなんだ。

媚多眠氏その化学反応が酵素反応ですね。

ぼやき先生そうなんだな。いいかな、ゆっくり喋るからよく聞いてくれ。酵素反応は生命の目的にそった電子のやり取りなんだが、酵素反応と関係なく電子を奪われるのは活性酸素の仕業で、それは生命の目的にそわないってことなんだな。

迷ホラ吹き:酵素か…。1回目から3回目にかけて勉強したことが思い出されますよ。う〜ん、うまいなあ。先生の話の持って行き方は…。シビレますね。

媚多眠氏シビレてばっかりでなく、ちゃんと情報処理してくださいね。ガンコなイシアタマじゃないんでしょうから。

迷ホラ吹きシーッ、エヘヘ…。

媚多眠氏では、いよいよ残りの2種類の活性酸素を含めて話を進めていきましょう。

迷ホラ吹きえーと、前回出てきたのは『一重項酸素』と『スーパー・オキサイド』のふたつでした。

媚多眠氏オッ、よく覚えてきましたね。エライエライ。

迷ホラ吹きヤケになって、呪文のように唱えてきましたからね。

ぼやき先生それはいい、お経より御利益があるだろうって。

迷ホラ吹きホントですか? では、残りのふたつも教えてください。

ぼやき先生過酸化水素』と『ヒドロキシル・ラジカル』が、そのふたつなんだがね。

迷ホラ吹き『カサンカ・スイソ』と『ヒドロキシル・ラジカル』ですね。

ぼやき先生化学式も披露しようか?

迷ホラ吹きそ、それだけはご勘弁ください。

媚多眠氏では、4種類の活性酸素が出揃ったところで、まず名前だけでもしっかり覚えてください。覚える順番は『スーパー・オキサイド』を一番、その次に『過酸化水素』を覚えるのがいいと思います。

ぼやき先生そうだな。最も一般的で、ヒトの体内でも大量に発生する活性酸素が『スーパー・オキサイド』だし、『SOD』による『不均化反応』から『過酸化水素』が生まれるわけだからな。

迷ホラ吹きちょっと待った。だめですよ、説明なしに次々と専門用語を繰り出しちゃ。

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電子の動きが健康に関わる?-3

ぼやき先生:これは失礼。問題なのは『SOD』と『不均化反応』だな。

迷ホラ吹き:そうです。『エス・オー・ディ』と『フキンカ・ハンノウ』です。

媚多眠氏:SODのSOは、スーパー・オキサイドの頭文字です。

迷ホラ吹き:なるほど。

媚多眠氏:SODのは『ディスムターゼ』の頭文字で『除去酵素』のことです。

迷ホラ吹き:じゃあ、『SOD』ってのはスーパー・オキサイドを除去する酵素ということになり、活性酸素を退治してくれるイイヤツだと思っていいんですね。

ぼやき先生:退治してくれるイイヤツかい。どうも迷ホラ吹きさんの話は科学というより文科系の話のように聞こえるが、まあいいか。

媚多眠氏:『不均化反応』の説明は、先生にお願いします。

ぼやき先生:ウム。市井(しせい)の一学習者にとって『不均化反応』という言葉は、それほど重要ではないかもしれんが、説明は簡単にしておこう。スーパー・オキサイドはSODとの反応によって、『酸化生成物』の『過酸化水素』と『還元生成物』の『酸素』が生じるんだな。

迷ホラ吹き:その時の酸素ってのは?

ぼやき先生:もちろん無害な三重項酸素さ。このように一つのものから『酸化生成物』と『還元生成物』が生じる反応を『不均化反応』というんだな。

迷ホラ吹き:フ〜ン。

ぼやき先生:大事なことを簡単にいえば「スーパー・オキサイドSODによって過酸化水素になる」ということなんだな。

迷ホラ吹き:やっぱり、そうか。

媚多眠氏:何が、やっぱりなんですか?

迷ホラ吹き:さっき、先生が専門用語を繰り出したときに気になっていたんですけれど、SODは、必ずしも活性酸素を退治してくれるイイヤツではないってことになるんじゃないですか?

媚多眠氏:どうしてですか?

迷ホラ吹き:だって、SODはスーパー・オキサイドをやっつけて過酸化水素をつくるってことでしょう。

媚多眠氏:そういうことでしたね。

迷ホラ吹き過酸化水素ってのは、さっき聞いたばかりの活性酸素じゃないですか。

媚多眠氏:そうです。

迷ホラ吹き:ということはSODはスーパー・オキサイドっていう活性酸素を、過酸化水素っていう別の活性酸素に変えるだけじゃないですか。

媚多眠氏:鋭い指摘! いいところに気がつきました。

迷ホラ吹き:感心してないで。その過酸化水素は、いったいどうするんですか。

ぼやき先生:心配ご無用。過酸化水素に対しては『カタラーゼ』と『グルタチオン・ペルオキシダーゼ』の出番となる。

迷ホラ吹き:アララ、また新しい言葉が出てきちゃった。

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電子の動きが健康に関わる?-4

媚多眠氏:心配ご無用です。SODも含めて、言葉の最後に注目してみてください。みんな『なんとかアーゼ』となっているでしょう。

迷ホラ吹き:エッ、そうでしたっけ。

媚多眠氏:スーパー・オキサイド除去酵素のSODは『ディスムターゼ』だったし、今出てきたのは『カタラーゼ』と『グルタチオン・ペルオキシダーゼ』ですからね。

迷ホラ吹き:アラ、ほんと。これなら何とかなりそうだ。

媚多眠氏:そうでしょう。『カタラーゼ』と『グルタチオン・ペルオキシダーゼ』も何のことだか分かるんじゃないですか?

迷ホラ吹き:『ディスムターゼ』が除去酵素という意味だったから、このふたつもきっと何かの酵素じゃないですか。

ぼやき先生:そういうこと。情報処理ができているようだな。そういう頭なら大丈夫。ボケることもあるまい。

迷ホラ吹き:うれしいな。先生に言われると、実に説得力ありますね。ホント。

媚多眠氏:さて、嬉しがったところで、そのふたつが何の酵素か分かりますか?

迷ホラ吹き:たぶん、過酸化水素を退治する酵素でしょう。

ぼやき先生:退治でなく、除去とか消去といってほしいんだが、まあいいか。体内で発生したスーパー・オキサイドは『SOD』によって過酸化水素に変えられ、その過酸化水素は『カタラーゼ』や『グルタチオン・ペルオキシダーゼ』によって、やっと無害な酸素に変わるんだ。

迷ホラ吹き:メデタシ、メデタシ、ですね。

媚多眠氏:ところで、今までの話だと2種類の活性酸素しか出てこなかったことに気がつきませんでしたか?

迷ホラ吹き:あ、そうだ。残りのふたつ、一重項酸素ヒドロキシル・ラジカルはどうしたんだろう。

ぼやき先生:そのふたつは、今日の話で出てきた酵素が働かなかったりすると生成して物凄い悪さをするんだが、また少し話はややこしくなる。

迷ホラ吹き:そ、そうなんですか。では、今回の話はこのへんでひとまず終わりにしてください。復習が大変ですから。

媚多眠氏:そうですね。ただ、今回の話を栄養条件に照らし合わせることも忘れないでくださいよ。つまり、活性酸素を除去する大切な酵素のことなんですが…。

迷ホラ吹き:大切な『酵素』…?

媚多眠氏:そう、酵素といえば?

迷ホラ吹き:…タンパク質!!

媚多眠氏:そのとおり、タマゴは食べましょう。そして『』『亜鉛』『』『セレン』といったミネラルも関わってきますが、それも次回のお楽しみということで。

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おしゃべり分子栄養学 8 
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